「Me2.0」を読んだ
かれこれ4年くらい前に買って、買ったはよいが1/4くらい読んだあとに放置していた「Me2.0」を読み切りました。
- 作者: ダン・ショーベル,土井英司,伊東奈美子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/04/29
- メディア: 単行本
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日経BP書店|商品詳細 - Me2.0
読むにあたって
本を買ったきっかけは、高専カンファレンスでもお世話になったじゅーんさんさんが読んだというエントリをみて気になったからです。
「Me2.0」を読んだ - 準二級.jp
積んでいる本はたくさんあれどなかなか自分の部屋にいると誘惑も多いので、バレンタインデーという目出たい日に一人で本を持って出かけ集中して読む時間をつくりました。
日本橋行って梅田行って帰ってきた。
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2015, 2月 14
日本橋散策と、カフェで本読んだりびっくりドンキーで本読んだりしてました。
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2015, 2月 14
Twitter クライアントの入った iPhone を持ち歩かなかったら、ついつい Twitter して無駄な時間を過ごすこともなく、有意義な土曜日を過ごせた感じある。
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2015, 2月 14
でも、カフェとかではコーヒー一杯で長居するのも申し訳ないから、そこまでがっつり読めずあまり進捗はよくない。
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2015, 2月 14
今日の日本橋はそれほどカップル率高くなかったけど、梅田はカップル率高くて僕は死んだ。
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2015, 2月 14
感想
2010年に翻訳版が出ている本ですが、今読んでも全く違和感がないですね。当時よりも Facebook 人口が増えている(はず)ので、より身近に感じられるかもしれません。
書籍紹介には、「この『Me2.0』は、これから勝者になるためのパーソナルブランディング戦略を説いた本だ。」との記載があります。また、書籍の20ページ〜22ページには以下の記載があります。
パーソナルブランディングとは、自分にまつわる事実や特徴を明らかにし、それを周囲に伝えることだ。
あなたには今も、そしてこらからも、自分の能力や感心に合った仕事につき、思い通りのキャリアパスをつくっていく自由がある。
・現在のキャリアパスに満足しているならー(中略)
・現在のキャリアパスに満足していないならー(中略)
・将来が見えないならー
何がしたいのかを明確にしよう。自分が重要だと感じるものを一つひとつ検討していけば、自分に合ったキャリアパスが見えてくる。
将来が見えないかどうかはともかく、「自分が重要だと感じるものを一つひとつ検討していけば、自分に合ったキャリアパスが見えてくる」というところに心を打たれたので、じっくり考えてみようと思いました。
全300ページちょっとの本で、「第1部 Me2.0の時代」「第2部 思い通りのキャリアをつくる四ステップ」「第3部 Me2.0は始まっている」という構成になっています。僕が読んだときに受けた印象では、前半に Why や What が書かれていて、後半に How が書かれている、という感じでしょうか。
How を実践するかどうかはさておき、Why や What が書かれている前半は定期的に読み直したいと思う内容でした。
自分のできていることとできていないこと
僕はこの「shiget84」という名前を使い始めてから6年と数ヶ月になります。統一した名前を使って、高専カンファレンスをはじめとした勉強会などで発表させてもらったり、このはてなブログを書いたりする、というところなどは(特にパーソナルブランディングとは意識していませんが)できているところでしょうか。ただ、Twitter なんかには日常をさらけ出しすぎていて、ブログや勉強会をきっかけに知り合った人にはノイズが多いものになっていたりする点は反省すべきかもしれません。(いや、だからとってすぐに変えるつもりもないのですが)
学生さんにオススメしたい
つい先日はてなブックマークで話題となっていたエントリをみて、この本を学生さんにオススメできたらいいなーと思いました。
若者にIT業界に希望を持ってもらいたい - だいくしー(@daiksy)のはてなブログ
このエントリのなかで、だいくしーさんは次のように書いています。
これから彼らが就職活動をしていくなかで、企業の書類選考の段階において、学歴というのはある程度合否を左右する要因になることだろう。ただ、Githubアカウントでコードをシェアする、勉強会に顔を出して名前を覚えてもらう、blogを書く、などの情報発信を通して、所属を超えた個人としてのバリューをアピールすることができれば、紙の上の情報など取るに足らないものとして無効化することはできる。
このMe2.0は「個人としてのバリューをアピールする」ことについて著者の経験をもとに体系立てて書いてある本なので、気になった人には読んでもらいたいですね。
本を読んでいてメモしたところ
- p15
- こうした企業は、社員に最高のものを(多くを、ではない)求めることが、ひいてはビジネスの成功につながることを理解している。彼らは過去の経験から、自分の個性が明確になり、受け入れられ、育まれるようになると、社員は仕事に精を出すようになることを学んだ。
- p58
- X世代とY世代は互恵的な関係で結ばれている。X世代は豊富な実務経験や職場での地位をY世代のために活かせるし、Y世代は技術の面でX世代をサポートできる。いうまでもないが、尊敬しあい助け合う関係こそ、最強の関係だ。Y世代は、X世代をメンターに持つことの価値を忘れてはならない。
- p66
- 私はまず、人脈を使ってインターンを獲得し、「横断的学習(cross-learning)」の機会を得ることにした。横断的学習とは、ある領域を理解するために周辺領域を学ぶことだ。これはぜひ実践してほしい。たいていの仕事は、関連分野の知識がなければうまくいかないからだ。
- p139
- 重要なのは、こうした問題を「障害」にしてしまわないことだ。これらの問題を「作業項目(アクションアイテム)」と捉え、ToDoリストに加えよう。
- p167
- 「紫の牛」になれ!
- p171
- まずは自分にとっての「成功」を定義する。
- p173
- SMARTな目標
- p196
- 表6.1 面接でよく聞かれる質問
- p229
- ビデオを何本配信しようと、ブログ記事を何本書こうと、どんなに立派なパーソナルブランディングキットを持っていようと、本人に実力がなければ成功はつかめない。
2014年をふりかえって
Twitterで2014年の各月を振り返りましたが、全体を通してどうだったかを簡単に。
- 転勤して神奈川県民(横浜市民)から大阪府民(高槻市民)になった
- システム開発という現場を離れ、インフラ(主にネットワーク)のお仕事に携わることになった
- ベンダでの自社内開発から、お客様(ユーザ企業)に常駐して運用を支援するという立場になった
と、このような変化がありました。
立場や役割が変わったことで、今までとは全くことなる考え方をさせられることも多く、本当に勉強になった1年でした。
仕事においては、SIer について外からの視点で見ることにもなり、ユーザ企業が本当に欲しているものと SIer としてユーザ企業に提供できること、などをはじめとして、色々なことを考えさせられた1年でした。
SI業界については最新のSoftware Designに特集記事があり、とても興味深い内容が書かれています。ぜひともこの業界の人には読んでほしいですね。
Software Design 2015年1月号|技術評論社
まとめ
2014年は新しいチャレンジができ、充実した1年でした。
年齢もついに30歳を迎えてしまったので、そろそろ落ち着きつつ、2015年も新しいチャレンジをして充実した1年にしていきたいと思います!
主にTwitterで振り返る2014年
はじめに
いわゆる個人の日記レベルの1年間のふりかえりエントリです。
まだ途中なので、随時追記します...
==> 2015/01/01 23:59 追記しました
目標とその成果
目標
今年の目標は、車の運転免許証を失効させないことです。
(有効期限が1月10日までで、まだ更新してません!!!)
— しげっとさん(10) (@shiget84) December 31, 2013
結果
免許証の更新したー! (@ 神奈川県運転免許試験場 (Kanagawa Pref. Driver's License Office) w/ 3 others) http://t.co/KAOJhpix93
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2014, 1月 8
1月
- まだ横浜で働いてた
- 2月から転勤ということで引き継ぎがメイン
- 昨年末に急遽入ってきた案件の設計フェーズということで、主担当は後輩にまかせそのレビューを実施したりもしてた
最終出社して、お客さまのところ行って、飲み会して、帰路。
— しげっとさん(10) (@shiget84) January 31, 2014
いいチームに、いいお客さまに、面白い仕事といった、SIer のなかでも稀な素晴らしい環境で仕事させてもらって幸せでした。
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2014, 1月 31
1月の飲み会
@yukung さんと飲んだ
.@yukung さんと飲んでたー。お疲れさまでした。最初に「飲みに行きましょう」と言ってから3年かけてようやく実現。ありがとうございましたー。
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2014, 1月 16
3月
- 転勤して2ヶ月目
- 引き続きインフラのお仕事
- 現場とのミスマッチ感を感じ始める
今の現場とのミスマッチ感かなりある気がするが、自分に合った現場って何って言われると答えに困る。
— しげっとさん(10) (@shiget84) March 18, 2014
3月の飲み会
大阪城公園に行ってからの焼き肉
yaguch pic.twitter.com/qCJMI7FCh4
— しげっとさん(10) (@shiget84) March 22, 2014
#割り勘で pic.twitter.com/pEzIzSaygX
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2014, 3月 22
京都で日本酒
— しげっとさん(10) (@shiget84) March 29, 2014
4月
- 転勤して3ヶ月目
- 引き続きインフラのお仕事
- BLのアニメを見るという貴重な機会に恵まれた
某横澤隆史見てた。
— しげっとさん(10) (@shiget84) April 20, 2014
なんだかんだ言って、まともにBL見るの初めてだった。
— しげっとさん(10) (@shiget84) April 20, 2014
前提知識なかったけど、そこそこ面白かった。
— しげっとさん(10) (@shiget84) April 20, 2014
5月
- 転勤して4ヶ月目
- 引き続きインフラのお仕事
- 月末に関東出張
- 転勤して3ヶ月で5キロ痩せた
転勤すると3ヶ月で5kg痩せられるのでダイエットにマジオススメ(個人差があります
— しげっとさん(10) (@shiget84) May 15, 2014
5月の飲み会
秋吉
#割り勘で (@ 秋吉 梅田店) http://t.co/adpW3VBm8J
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2014, 5月 5
— しげっとさん(10) (@shiget84) May 5, 2014
@yukung さんと飲んだ
@shiget84 明後日のお店とりましたー http://t.co/tFQ7h0kGvO 20:15~3名で私の名前で取っています。多分間に合うと思いますが、もし遅れそうな場合はご連絡するので先いっぱいやっててくださいw 前職の後輩も参加しますー。
— Yusuke Ikeda (@yukung) May 28, 2014
6月
- 転勤して5ヶ月目
- 引き続きインフラのお仕事
- 仕事で運用まわりを中心にやっていることから「属人性」というキーワードが頻繁に出てきて、それについて考えることが多くなった時期だった
- 属技能性、という言葉を知った
仕事中に「属人性」とか調べてたら「属人性と属技能性」という興味深いエントリがあって、ふむふむと読んでたら nagise さんの blog だった。
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2014, 6月 5
属人性と属技能性 - プログラマーの脳みそ
6月のイベント参加と飲み会
高専カンファレンス6周年記念パーティ福井サテライト
高専カンファレンス6周年記念パーティ 福井サテライト - kosenconf | Doorkeeper
I'm at 地酒蔵 (鯖江市, 福井県) https://t.co/oXnuChptg0
— しげっとさん(10) (@shiget84) June 14, 2014
kanazawa.rb meetup #22
meetup #22 - kanazawa.rb | Doorkeeper
着席しています。 #kzrb (@ ITビジネスプラザ武蔵 w/ 3 others) https://t.co/sGNhY6w4eQ
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2014, 6月 21
7月
- 転勤して6ヶ月目
- 引き続きインフラのお仕事
- 2週目に関東出張した
- 数年ぶりにTOEIC受けた
TOEICのためにシャーペン探してたら、SALESIO ってボディに書かれたシャーペンが見つかったので、これを持っていこう。
— しげっとさん(10) (@shiget84) July 27, 2014
目標スコア取れなかったらシャーペンのせいにしよう。
— しげっとさん(10) (@shiget84) July 27, 2014
7月の飲み会
秋吉
I'm at 秋吉 ギャザ阪急店 (大阪市北区, 大阪府) https://t.co/Ofx6zweI5v
— しげっとさん(10) (@shiget84) July 26, 2014
— しげっとさん(10) (@shiget84) July 26, 2014
8月
- 転勤して7ヶ月目
- 引き続きインフラのお仕事
- お盆で帰省
- 富山の学校に通っていた頃の同窓会
- 富山から関西に戻るサンダーバードが遅延(5時間遅れ)
「サンダーバード46号が5時間遅れで京都駅に到着」をトゥギャりました。 http://t.co/NXzrx3hMG0
— しげっとさん(10) (@shiget84) August 16, 2014
サンダーバード46号が5時間遅れで京都駅に到着 - Togetterまとめ
8月のイベント
kanazawa.rb meetup #24
meetup #24 - kanazawa.rb | Doorkeeper
!!! #kzrb #DMMかき氷 pic.twitter.com/C8O2t0f5qY
— しげっとさん(10) (@shiget84) 2014, 8月 30
こんしんかーい! #kzrb pic.twitter.com/Zus1dT9l4G
— しげっとさん(10) (@shiget84) August 30, 2014
9月
- 転勤して8ヶ月目
- 引き続きインフラのお仕事
- デブサミ2014 Kansai 参加
本日の成果です。 #kansumi pic.twitter.com/zHkIZ3YuKU
— しげっとさん(10) (@shiget84) September 5, 2014
- 関西Kotlin勉強会 参加
10月
- 転勤して9ヶ月目
- 引き続きインフラのお仕事
- 山崎の蒸溜所の見学に行った
I'm at サントリー山崎蒸溜所 (Suntory Yamazaki Distillery) in 島本町, 大阪府 https://t.co/xkFmD2Ty2J
— しげっとさん(10) (@shiget84) October 25, 2014
真昼間から高専クラスタがウイスキーを試飲するシーンです。 pic.twitter.com/8KVjjciMNV
— しげっとさん(10) (@shiget84) October 25, 2014
11月
- 転勤して10ヶ月目
- 引き続きインフラのお仕事
- Rubyworld Conference 2014 参加登録していたけど仕事の都合で行けなかった...
まとめ
横浜から大阪に転勤しましたが、Twitterや勉強会などで知り合った皆さんにお世話になり、楽しい1年を過ごすことができました。
2015年も宜しくお願いいたします。
今年知ったこと
https://takestock.jp
@shiget84 つ https://t.co/V7m29jEhn5
— wtnabe (@wtnabe) March 6, 2014
こういった情報が知れる Twitter すごい!!!
しょぼちむさんをきっかけに価値を届けることについて考えた
はじめに
これはしょぼちむ Advent Calendar 2014の7日目です。
価値を届ける
しょぼちむさんの過去のエントリに以下のものがありました。
アジャイルサムライを読んだら意識高まってつらい - そこに仁義はあるのか(仮)
締めくくりとして以下の内容が書かれています。
顧客に価値を届けたい。
私はいま、価値届けられてるんだろうか。
価値
価値とは何かということを考えだすと、色んな見方や考え方があったりして夜も眠れない日々が続くので詳しくは述べません。そもそもお客様が本当に必要なものがわかっているのか、ということもあります。
参考:顧客が本当に必要だったものとは (コキャクガホントウニヒツヨウダッタモノとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
価値について考えるときの指標の一つとして、QCD(品質、価格、納期)が挙げられると思っています。
納期
お客様はベンダーにシステム開発を依頼し、ベンダーは指定された期日までにシステムを構築し納品します。しかし、システム開発がいつも順調にいくとは限りません。少し古い記事になりますが、プロジェクトの成功率が2割〜3割という話もあります。(プロジェクト実態調査800社 - 測る企業は成功率が2倍に:ITpro)
エンジニアとして開発の現場に携わっていて、PMから無謀なタスクの量・期日を言い渡された、という経験がある人もいることでしょう。そういった場合、どのように立ち向かっていけばよいのでしょうか?
価値を届ける
その回答の一つとなるのが、DevLOVE現場甲子園2014 東日本大会のしょぼちむさんのLTだと思います。
これまで手でやっていた作業を自動化によって効率化し、1日あたりにできる量を増やすことで納期に間に合わせる。こういったことを、3年目というピッチピチの若手であるしょぼちむさんが実施していたことは凄いと思います。当日会場でLTを聞けなかったのが残念です。
ここには本当にいい事が書かれていて、「Teraterm MACRO と VBA で3倍の効率化を達成した」というところから、「作ったツールを使ってもらえなかった」という現実が立ちはだかるわけですが、そこで挫けず「どうやったら使ってもらえるんだろう」というところから展開方法を考え、工夫をして使ってもらえるようになった、というところでまた感動ですよ!
ここ には本当に重要なことが書かれていて、特に下記は自分がなにかツールを作るときにもちゃんと意識しないとな、と思いました。
- ツールを使うターゲットは誰なのか考える
- 使用者のレベルにあわせて使用方法を決める
監視について勉強している
随時更新(予定)
はじめに
最近、仕事でちょっと監視にからむところがあったので勉強している。
勉強したことを忘れないように、というところと、忘れてもすぐに思い出せるように、ということでメモ。
参考文献
以下の資料を参考にしつつ、勉強を進めています。
が、本エントリの記述は私が理解した内容をもとに行っているため、著者の主張とは異なる場合があります。
なぜ監視をするのか
- 障害を(迅速に)検知するため
- 障害が発生したことを検知
- 障害の場所や影響を検知
- 障害を予防するため
- 徐々に不足していくリソースに気づく(ディスク使用率等)
- 急激なリソースの変化に気づく(アクセス急増によるCPU使用率やメモリ使用率、ディスクI/O使用率の変化など)
監視の対象
監視の種類
- 死活監視
- SNMP監視
- プロセス監視
- リソース監視
- ログ監視
関西Kotlin勉強会に参加してきた話
9月13日(土)に開催された、関西Kotlin勉強会に参加してきました!
もともとKotlinは、第1回 かわいいKotlin勉強会 のちょっと前に @hotchemi さんと飲んだときに、近々こういったイベントあるんですよーということを教えてもらってから気にはなっていました。
が、手を出さないまま時間が過ぎ、転勤してプログラマを離れてしまっていました。
そんななか、9月に関西でKotlin勉強会をやるという情報を目にして、いい機会だと思い参加することにしました。
申し込みをしてから開催日まで時間があったので、事前に環境構築などを行って触ってみようと思いつつ、なんだかんだで着手できずに当日会場で環境構築をはじめる始末...
Kotlin の環境構築はじめました
— なげっと(84) (@shiget84) 2014, 9月 13
一応、事前に Web Demo にて、ちょろっとは触ってはいましたが、そんなレベルでついていけるか心配していたのはなんとやら、とても楽しい時間を過ごすことができました。
感想
- やっぱり JAX-RS ふれておいたほうがいいかな。前から、この本は気になっていたんだけど...「Amazon.co.jp: JavaによるRESTfulシステム構築: Bill Burke, arton, 菅野 良二: 本」
- ちょっと前まで仕事で Java 使ってたのに、javap したことなかった...
- Java/Groovy/Scala/Kotlin の null の扱い比較がとても面白かった
- Kotlin のNULL許容型と非NULL型っていうのが興味深かった。最近の言語ってこういうの多いのかな?
- たろうさんは過去の資料から美味しいところ選んで発表で、とても濃密な時間でした
まとめ
いまは仕事ではコードを書かないようになってしまって、平日も仕事から帰ってきたあととかは上手く時間を使えなかったりするけど、休日には時間をとってコードを書きたいな、と思いました。
やっぱり、こういった場に出てくるといい刺激になりますね。
デブサミ関西2014 #kansumi に参加してきた話
9月5日(金)に、神戸国際会議場で開催された、『 Developers Summit 2014 Kansai #kansumi 』に参加してきました。
もともと参加しようかどうか悩んでいたのですが、上司に「仕事として行ってきていいですか?」と聞いてみたところ「いいよ〜」という返事がきたので、どうどうと参加することができました。
S-1
最初は @yoshiori さんのセッション。スライドはこちら。
当日はオフレコの話もたくさんあり、とても楽しかったです。特に心に残ったのは以下。
- 我儘になろう
- 怒られても死なない
- やりたいことをやる
- 残り 10 回を生き残るために使いたくない
とても濃密な1時間で、これから自分がどう生きていくかを改めて考えるきっかけとなりました。
B-1
午後一は、@cipher さんのセッション。スライドはこちら。
心に残ったところのメモ。
- 変化の兆しを見逃さない
- 複数のデバイスをシーケンシャルに使う時代
- 変化に適応していくか、そのままでいるか
- 視野を広げ、力の入れどころを間違えないようにしよう
B-3
午後2つ目のセッションは休憩にあて午後三つ目のセッションである、@tksmd さんのセッションへ。スライドはこちら。
ヌーラボは昔から知ってはいて、cacoo とかもプレスリリースを見て気になってはいた記憶があるんだけど、実際に使ったことはありませんでした。そんなヌーラボの歴史や文化の話があり、とても面白いセッションでした。
何をやるか、何をやりたいか、は大事な事ですが、
誰とやるか、どんなチームになりたいか、も同じように大事なことだと思います。
というのが特に心に響きました。チームや組織の文化、とても大事ですよね。
B-4
次は @esukei さんのセッション。スライドはこちら。
私は一時期さくらのVPSは借りていたのですが、なかなか有効活用できていなかったので解約してしまったという過去があります。そんな借りていたときに、真っ白なコントロールパネルの画面は見ていた記憶があるのですが、そこから壁にぶつかりつつも挑戦を続け、(スライドからは削除されている)現在開発中の素敵な画面デザインにしようとしている、というお話でした。
このお話のなかにも「UIをデザインする文化がない」という、組織文化のお話がでてきました。文化の必要性や、役割と必要性を訴える、という話もあり、普段の仕事のなかでも立ち向かい方は活かせそうだと感じました。
A-5
最後は「関西で働くという生き方」を聞きました。
私自身は今は大阪で働いていますが、生まれは北陸、最初の勤務地は横浜で、社会人6年目で大阪に来ています。特に勤務地にはこだわりはないのですが、将来的にはやっぱり生まれ育った北陸で仕事ができたらいいな、と考えており、その際の参考になるかと思って本セッションに参加しました。
- 伊藤さんのスライド:田舎からリモートで働くという生き方
- 川畑さんのスライド:
- 山本さんのスライド:
伊藤さんのリモートワークという働きかたとしては、やっぱりソニックガーデンという環境だからこそ上手く行っているというのが大きそうです。リモートワークができる企業文化と、その企業文化に賛同して仕事を依頼するお客様、良い関係があるからこそできることで、これが一般的になるにはまだまだ時間がかかりそうだなーというのが個人的な感想です。
川畑さんのお話では、もともとエンジニアだったけど営業側に異動してどうだった、というお話がありました。特に印象に残ったところとしては、「需要と供給のミスマッチがあり、営業の人間側には技術がわからない」というところでした。
我々エンジニアが当たり前にできることでも、エンジニアではない人はPCを扱うのにも時間がかかったりします。自分は SIer で働く人間として、そういう人たちに使いやすい技術などを提供して世の中がよりよくなっていけばいいな、と思いました。
山本さんのお話は、「チャンスだと思って行動した」というところがとても心ひかれました。
また、ここでも「文化」という話が出てきましたね。文化は人が集まって作られる、Y! 社で新規メンバーを集めて大阪の拠点ができるということは、東京の Y! とは違う文化で、楽しい環境で働けるのではないか、という考えのもと行動を起こした、というところがとても興味深かったです。
まとめ
とても中身の濃い1日でした!
やっぱりこういうところへ出てくると、普段オフィスで仕事しているだけではなかなか考えられないことを考えるきっかけになったり、自分への刺激になったりしますね。
今後とも積極的に外に出て行ったりしたいところです。