SIerにいること、SIerの業務について

shiget84 は入社3年半が経過した。いま三連休だが、まさか休日出勤なんか行ってないよね?ここで仕事せずに遊びにいったり、リフレッシュしたりしている人だけが残れる人材ですからね。

参考:http://togetter.com/li/385963

私は10月6日(土)に出勤してました。振替休日は申請済です。大きな障害などなければ休めるはずです(とか言ってると起きたりしそうで怖いですね)


さて、その土曜日の帰りに同じ部署の1年先輩のかたとラーメンを食べながら話をしました。うちの部署は担当しているお客さまごとにグループがあり、私とその先輩は違うグループに属しているので一緒に仕事をしたことはないのですが、同じ部署で年齢も近いので、ときどき飲みにいったりしています。その先輩と短い時間ですが、食事をしながら仕事・仕事環境などについて話をしました。

いまの私は楽しく仕事をしています。チームメンバーと議論をし、ときにはお客さまと直接話をしながら設計を進めている、というのがここ2ヶ月くらいのお仕事。この後、実装からリリースまで担当する予定で、いわゆる「上流工程と下流工程の分断」が起きていない現場です。上流から下流まで自分が担当することができてとても勉強になる環境で働けること、お客さまと直接話ができる環境であること、チームメンバー・お客さまと協力して問題を解決しようと動けることなど、よい環境があり今はとても楽しく仕事ができています。

一方、先輩は「自分はスキルがついていないのではないか」ということを危惧していました。入社してからずっと保守ばかりを担当していて、開発を全然行っていないためスキルがついていないと感じる、保守に関してもお客さま固有の業務・システムなので汎用性がない、自分はこのままでよいのだろうか、ということを気にしているようです。
ちょっとラーメンを食べながら話をしていただけなので、先輩の欲している具体的なスキルは何だとか、社内で身に付かないなら休日に手を動かすなり勉強会に行くなりするといいよ、というような話はできなかったのですが、改めて思ったのは同じ会社・部署に所属していても普段の仕事内容が全然違うんだから、SIer と一言で言っても色々な業務内容がある、ということです。


SIer と一口に言っても元請けからn次受けまであり、自社開発と客先常駐では仕事内容も労働環境も全く異なります。
要件定義をやる人もいれば、設計をやる人もいる。実装をやる人・テストをやる人もいれば、リリース後の保守・運用をやる人もいる。アプリケーションエンジニアもいれば、インフラエンジニアもいる。色んな人が SIer には所属しています。同じ SIer の SE という立場でも、やっていることは全然違う。
たとえば弊社を考えてみても、私が所属しているのは主に開発を行う部署ですが、別の部署では保守・運用でお客さまのサポートを行うような部署もあります。開発をやるにしても、COBOLをやってる人もいればJavaをやっている人、Ruby on Railsをやってる人もいる。大きな会社になればなるほど仕事は分業化され、自分のグループ以外の人たちは全く種類の違うことをやっていたりします。
SIer といっても色んな会社があり、色んな仕事がある。そのなかで自分は何をやるのか。自分は今後、どのように生きていくのかー。


「スーツ vs ギーク」とか、「SIer はオワコン」とか色々な話題がここ数年あり、今年に入ってからは SIer のエンジニアを対象としたようなイベントも開催されています。

そして明日は、『SIエンジニアの自分戦略 -急がば回れ、選ぶなら近道- - DevLOVE』ですね。私も参加します。
私はSIは楽しくやりがいのある仕事だと思っていますが、それはたまたま今の自分の環境が自分にマッチしていただけなのかもしれません。もしも、新入社員として配属された部署で全く違うことをしていたら、今ごろ転職をしていたかもしれません。SIer といっても色んな仕事があり、たまたま自分が最初に開発をやる部署に配属されたから、運がよかったから今の自分がいるのかもしれません。
私は今4年目。来年の4月には5年目となります。大学院卒で就職したので、年齢としては7年目の人たちと同じ。そろそろ中堅どころということを意識していく必要があります。自分が今後、SIer で働いていくうえでどういう意識をもっていくのか。しっかり考えていきたいと思います。