「SIエンジニアの自分戦略 -急がば回れ、選ぶなら近道-」に参加した #DevLOVE

ちょうど1週間前の10月09日に、マイクロソフト品川オフィスで開催された「SIエンジニアの自分戦略 -急がば回れ、選ぶなら近道- - DevLOVE」に参加してきました。
詳細については、NAVER まとめ「DevLOVE SIエンジニアの自分戦略 -急がば回れ、選ぶなら近道- - NAVER まとめ」を読むとよくわかりそうです。
スライドはこちら:業務系SEの今後について


以下、私の記憶に残ったところとか、私が思ったこととか。
(私の思考整理用メモみたいなものです)


「実質所得は体感的に減少する」 (スライド3ページ目、4ページ目)

今まで△△歳で○○万円あった収入が8割くらいに下がる、とのこと。若者としては、もともとあまり給料を貰ってないところに今後も上がる見込みはなく、そんな状況で消費税も上がるのでお先真っ暗という現実。

プログラマの生産性は10倍以上の開きがある(スライド8ページ目前後)

  • 他の業界では開きがあっても3倍
  • 普通はそんなに一人当たりの出力がずれたら商売にならない
  • 優秀な人の生産性が高い、というよりも低い人が多すぎる
  • モチベーションは給料では上がらない、むしろ落ちる
    • できる人の給料をあげられない

SI の現実と今後(スライド12ページ目前後)

人月で売り上げが決まるとか、個人レベルでは残業すればするだけ残業代で懐が潤う、みたいな現場だと、収入が減ってしまうので効率化や生産性の向上をするモチベーションが保てない、ということもあるか。
プログラマの三大美徳を備えていないプログラマプログラマではなくコーダーだ。そういう人たちばかりな SIer には未来がない、ということか。

大きな SIer になると動きも遅くなるし、組織が大きくなるにつれ制度に縛られて身動きがとりづらくなる。少人数、小さな組織で小回りをきかせながら SI をやって、そのなかで出来る人の給料をあげていく、という道。
# 「会社を少人数でやっている理由は給料をあげやすいから」というのが記憶に残っています


SIer に属する SE として今後どうしていくか?(スライド13ページ以降)

  • 考えるべきこと
    • マーケットがどう変化するか?
    • 変化するマーケットにどう自分自身をビッドするか?
    • 賭けるチップ(自分の能力)は手元にあるか?
  • 手持ちの武器は何が必要か?
    • 最強のカードは、複数の「最強-1」のカードには勝てない
    • 最強のカードになるにはかなりコストはかかるが、最強-1であれば実は真面目にやればいけてしまう

「最強-1」になるのにもかなりのコストがかかるのではないか、と何も武器を持っていない今の私は思います。
複数の興味の持てる分野について「最強-1」になろう、と思ったときにどう学習していくとよいのでしょうか。ある分野について、徹底的に学習してからその次の分野に着手するとよいのか、色々な分野に手を出しつつ少しずつ深度を深めていくとよいのか。人それぞれなのでしょうかね。自分にあったやりかたで勉強を進めていきましょう。
# このことを考えながら、学生時代にやってた探索手法を思い出しました。深さ優先探索とか、幅優先探索とか、反復深化とか。

  • 何をカードにしておくか

に関するそれぞれの解説がとても参考になりました。


まとめ(私の理解)

  • 今後の SIer および SIer に属するエンジニアには夢も希望もない。自分でこの先の未来を切り開いていかなくてはいけない。
  • ふつうのエンジニアは食べていくことが辛くなる
  • が、規模は縮小するとはいえ SI はなくならないし、ある程度マルチでできる能力があれば困ることはなさそう?
  • エンジニアとして自分は何を武器にしていくか?
  • 車輪の作り方をしっておく必要はあります(実際に作るべきかどうかは別)
  • 複数の領域で力を発揮できるように勉強しておきましょう


-「リファクタリングなんてしている時間はない」