しょぼちむさんをきっかけに価値を届けることについて考えた
はじめに
これはしょぼちむ Advent Calendar 2014の7日目です。
価値を届ける
しょぼちむさんの過去のエントリに以下のものがありました。
アジャイルサムライを読んだら意識高まってつらい - そこに仁義はあるのか(仮)
締めくくりとして以下の内容が書かれています。
顧客に価値を届けたい。
私はいま、価値届けられてるんだろうか。
価値
価値とは何かということを考えだすと、色んな見方や考え方があったりして夜も眠れない日々が続くので詳しくは述べません。そもそもお客様が本当に必要なものがわかっているのか、ということもあります。
参考:顧客が本当に必要だったものとは (コキャクガホントウニヒツヨウダッタモノとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
価値について考えるときの指標の一つとして、QCD(品質、価格、納期)が挙げられると思っています。
納期
お客様はベンダーにシステム開発を依頼し、ベンダーは指定された期日までにシステムを構築し納品します。しかし、システム開発がいつも順調にいくとは限りません。少し古い記事になりますが、プロジェクトの成功率が2割〜3割という話もあります。(プロジェクト実態調査800社 - 測る企業は成功率が2倍に:ITpro)
エンジニアとして開発の現場に携わっていて、PMから無謀なタスクの量・期日を言い渡された、という経験がある人もいることでしょう。そういった場合、どのように立ち向かっていけばよいのでしょうか?
価値を届ける
その回答の一つとなるのが、DevLOVE現場甲子園2014 東日本大会のしょぼちむさんのLTだと思います。
これまで手でやっていた作業を自動化によって効率化し、1日あたりにできる量を増やすことで納期に間に合わせる。こういったことを、3年目というピッチピチの若手であるしょぼちむさんが実施していたことは凄いと思います。当日会場でLTを聞けなかったのが残念です。
ここには本当にいい事が書かれていて、「Teraterm MACRO と VBA で3倍の効率化を達成した」というところから、「作ったツールを使ってもらえなかった」という現実が立ちはだかるわけですが、そこで挫けず「どうやったら使ってもらえるんだろう」というところから展開方法を考え、工夫をして使ってもらえるようになった、というところでまた感動ですよ!
ここ には本当に重要なことが書かれていて、特に下記は自分がなにかツールを作るときにもちゃんと意識しないとな、と思いました。
- ツールを使うターゲットは誰なのか考える
- 使用者のレベルにあわせて使用方法を決める